胃内視鏡・大腸内視鏡(カメラ)
当院では、内視鏡AI診断支援システムを導入しています。
このシステムは、内視鏡検査中に病変が疑われる部位をリアルタイムで検出し、大腸がん・胃がん・食道がんの早期発見をサポートします。
医師の診断に加え、高度な診断技術とAIのサポートにより、安心・信頼の医療を提供しています。

内視鏡検査について
先端に小型カメラ(CCD)を内蔵した、直径約1cmの細長い管(口用・肛門用)を挿入し、食道、胃、十二指腸、大腸の内部の観察および治療を行います。
当クリニックでは、経鼻内視鏡(鼻から挿入できる先端部外径5.0mmの超極細スコープ)も導入しており、より快適で負担の少ない検査を提供しています。
早期発見の重要性
小さながんは自覚症状がないことが多く、内視鏡検査でしか発見できないことも多いため、早期発見が重要です。
また、胃潰瘍や胃がんの原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌に対する除菌治療も行っています。
※検査には事前準備(食事など)が必要ですので、お早めにご相談ください。
経鼻内視鏡の利点
- 鼻から挿入する事で、喉の奥に当たらず、嘔吐反射が少ない。
- 検査をしながら会話ができる。
経鼻内視鏡の欠点
- 通常の内視鏡に比べると画面の解像度が劣る。
- 鼻の形状によっては入らない人がいる。

内視鏡的切除について
内視鏡を用いたポリープやがんの切除方法には、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があります。
従来は手術が必要だった早期がんも、内視鏡治療によって身体への負担を抑えた切除が可能となりました。
※病変部の大きさ、深さ、種類によっては、適応が異なる場合があります。
大腸がんの早期発見、早期治療に。
従来、日本では胃がんが最も多かったものの、食の欧米化により、大腸がんの患者さんも増加しています。
内視鏡検査を受け、大腸ポリープを切除した人は、大腸がんの発生率が低くなることが分かっています。
最近、便が細くなったり、1回の排便量が減ったり、1日に何度もトイレに行くことが増えた方は、一度検査を受けてみることをおすすめします。
40歳以上の方は、大腸ポリープや大腸がんの有無を確認するために、一度は内視鏡検査を受けることをおすすめします。